電子版麻酔学教科書

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  PCA: patient controlled analgesia #14
投稿者  諏訪邦夫
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投稿日時  2001年02月11日 16時15分
PCA: patient controlled analgesia

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PCAとは

patient controlled analgesia の略.
術後の痛みや癌の痛みなどに対して,患者の要求に応じて適量の鎮痛薬(主としてオピオイド)を“ただちに”投与して鎮痛を図るやり方(システム)である.
当初は,患者専属のナースが患者の要求に応じて静脈注射することから始まった.今日ではマイコン制御の高性能 PCA 装置を使用することが多い.
患者がボタンを押すと,少量のオピオイドが留置カテーテルから注入される.
経路は静脈注射が普通だが,場合によっては皮下注射や硬膜外注入も使用する.
過量投与を防止するために,注射後一定時間は不応期となって,注入が抑えられるようにプログラムされている.
使用する薬物はモルフィン,メペリジン,フェンタニル,ブプレノルフィンなど.
不応期は3分から20分位で薬物により,患者の条件により異なる.

蛇足:
1992年10月に私(諏訪)は1週間ほど硬膜外カテーテルを背負って,PCAを経験した.1〜2ml/時間でほぼ完全な除痛が得られていたが,テストの意味も含めてときどき止めてみた.強く痛くなった時に,2mlほど注入すると,3〜5分でほぼ完全な無痛状態になる.実に具合のいいものである.薬物はブピバカイン.


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諏訪邦夫

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