PCA: patient controlled analgesia
--------------------------------------------------------------------------------
PCAとは
patient controlled analgesia の略. 術後の痛みや癌の痛みなどに対して,患者の要求に応じて適量の鎮痛薬(主としてオピオイド)を“ただちに”投与して鎮痛を図るやり方(システム)である. 当初は,患者専属のナースが患者の要求に応じて静脈注射することから始まった.今日ではマイコン制御の高性能 PCA 装置を使用することが多い. 患者がボタンを押すと,少量のオピオイドが留置カテーテルから注入される. 経路は静脈注射が普通だが,場合によっては皮下注射や硬膜外注入も使用する. 過量投与を防止するために,注射後一定時間は不応期となって,注入が抑えられるようにプログラムされている. 使用する薬物はモルフィン,メペリジン,フェンタニル,ブプレノルフィンなど. 不応期は3分から20分位で薬物により,患者の条件により異なる.
蛇足: 1992年10月に私(諏訪)は1週間ほど硬膜外カテーテルを背負って,PCAを経験した.1〜2ml/時間でほぼ完全な除痛が得られていたが,テストの意味も含めてときどき止めてみた.強く痛くなった時に,2mlほど注入すると,3〜5分でほぼ完全な無痛状態になる.実に具合のいいものである.薬物はブピバカイン.
--------------------------------------------------------------------------------
諏訪邦夫
| |