教科書完成への呼びかけ
--------------------------------------------------------------------------------
本書への参加を呼びかけます. 本書は,1992年秋の時点では私(諏訪邦夫)が,ほぼ一人で執筆しています.しかし,冒頭でも説明したように“みんなで巨大な教科書を作る際のモデル”というのが本書の狙いです.(本書の成り立ちと使い方) ご覧の通り,本書は現時点ではいろいろな点で不完全です.そもそも総量が不足していますし,足りない部分も多くあります. 読者の方で,“ここは得意だ”という部分を,本書に項目として加えていただけませんでしょうか? 条件は下のようなことです. 他の方の著作権を侵していない,独自の文章や内容を記名で加えて下さること. 私の監修を受けること.内容をやかましくいう意図はありませんが,読者にわかることが条件なので,その面で手を入れさせて頂く可能性は残こさせて頂きます. あまり長文の場合は,簡略化したものを加えて頂くか,簡略化したものを作成する許可を頂きたく存じます. 当然フリーソフトウェアの一部になります. 書いた文章の著作権は書いた方に帰属します. 私の方からも,眼についた文章に対して積極的に呼びかけたり依頼して行きますが,私個人の能力には限りがあります.皆様方から“自分のこの文章を,ここに寄稿させて欲しい”といって下さると,それだけ本書が充実することになります.一人の能力ではせいぜい数MB程度のものしか書けませんが,100人集れば100MBだって不可能ではないでしょう.意見を述べることの得意な方だけでなくて,事実の収集を大事にされて,それを記録して下さる方もきっといらっしゃるでしょう. “日本の麻酔学には,そのようにしてできた100MBの教科書がある”としたらどうでしょうか.世界でも例のない巨大な教科書で,誇るにたりることです.何よりもみんなが勉強しやすくなります.指導医の試験なぞ,問題を作るのに利用してもいいのです. この教科書は,1992年秋の時点でほぼ全部を私が執筆していますが,すでに気付かれたように,少数のファイルを他の方が執筆して下さっています.こういうことを読者の皆様方が参加して下さって作り上げませんか? 通常の形態の出版では,このような不特定多数に執筆を呼びかけるということは考えられません.執筆者が多くなると費用と時間が指数関数的に増加してしまうからです.しかし,フリーソフトウェアとすることを前提とする本書ならそれが可能です. 是非,皆様方のご参加をお願い致します. |
--------------------------------------------------------------------------------
帝京大学医学部麻酔科
諏訪邦夫
kunio.suwa@nifty.ne.jp
電子版麻酔科教科書メインへ