本書の将来
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この点が一番の関心事です.先にも述べたように,試作品・たたき台として本書を提供するのが私の意図です.巨大な辞書・教科書の電子版として育っていくことが私の希望です.その場合,本書が骨格となるのが希望ですが絶対条件ではありません.他の方がまったく別個に作成して下さるのも,もちろんけっこうなことです. しかし一つ述べておきたいことがあります.開放性と情報の低廉性です.これこそ本書の基本であり,私自身の主張です.ですから,類書もそれは守ってほしいと考えます.この点で異なる考え方に基づいて挑戦を受ければ,私は闘うことにエネルギーを注ぐかもしれません. 1993年初頭の版では,1.2MBのフロッピィに圧縮せずに収りました.今回の版では分量がかなり増えたので,フロッピィでは収まらないでしょう.しかし,そもそも今回の版はインターネットでの使用を前提としています. 巻末に,この教科書への参加を呼びかけました.(教科書完成への呼びかけ)
将来の姿として,はじめは光磁気ディスクの量として100MBを考えていました.しかし,現実にはCDーROMの方が装置が普及してきましたし,作成も容易なようです.CDーROMならば図を含めても情報量は無制限に近く,それを使用すれば知識は万人のものとなります.
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1997年9月1日月曜日 帝京大学医学部付属市原病院麻酔科 諏訪邦夫 EmailFKHC00162@nifty.ne.jp
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