麻酔学電子教科書KSAPの試作と公開 麻酔学の電子教科書を試作した.
目的 現代のテクノロジーにあった教科書形態を模索し,その試案を 提供する.具体的には, パソコンに載せる 携帯性と検索性に優れる フリーソフトウェアとして公開 改訂が容易 オープン化 構造目次ファイルを一つ作り,その中の目次項目に行先のファ イル名を書いて,タグジャンプで目標の項目に跳ぶ.各項目はそれぞ れ別個のファイルである.項目数つまりファイル数は約400である. 全体の構成,ファイル名称などに苦労した.OSはMS−DOSであ る. 1項目1画面の長さを基準とした.長い説明の文章は,この短い項目から呼 び出す構造とした. 量現時点で900Kバイトを越え,通常のフロッピィが満載 に近い.原稿用紙で,1500枚程度にあたる. ソースすべて自筆の文章である. まったく新しく書いた文章 麻酔学教科書用に書きためてあった文章 すでに発表した解説や書籍の抜粋 毎日の臨床で書いたメモ,日誌の文章 コンピュ−タ通信でBBSに書いた文章 である.すべて,あらたに手を入れた.図はない. 利用 Mifes ,VZエディター,松V5で目次ページでタグジャンプ機能をつかって使用する.松V5用は目次ファイルだけを別に製作した.各ファイルは単純なテキストである.一太郎でも読めるがタグジャンプ機能は使用できない. 配付フリーソフトウェアである.著作権は保持する. オープン化オープン化を志向する.一定の条件の下に,他の方の書いた文章を受け入れる.充実した巨大な教科書に育つことを期待する. 参考この文章は,1993年4月の第40回日本麻酔学会用の抄録です. 諏訪邦夫
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諏訪邦夫
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