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東麻酔研究所 質問集(詳細画面)


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タイトル:イソフルレン吸入麻酔施行についての質問です。
ご質問 :初めまして、イソフルレン吸入麻酔施行についての質問です。
マスク麻酔を行い、7フレンチネーガル挿入したところ、舌根沈下を起こしたためネーガル拔去し、8.5cm経鼻挿管、自発呼吸サーボ900cで、CPAP0cmとしました。

1)7フレンチネーガルとは、どのようなものですか?

既往症状:喘息中発作から縦隔気腫・皮下気腫高度上半身(陰のう)まで気腹の存在があると思います。
バイタルサインは、下記の通りです
舌根沈下の際、HR49の心電図があります。
R30,HR100、BP176/104があり、R30の次にR16のグラフがあります、BPの記入は上記数値の1時間後にR20、HR120、
BP144/90となっています。
up(++)→(+)、us(+)、ヘマス(+++)終日、MT1,100
TV260〜300→240〜260
上記麻酔開始は、昼12時です。ABGは20時45分
PH7,415、PCO241,5、PO2 96,1 HCO3 26,4 SAT97,4
O2 60% フォーレン1,5% 呼気延長 抹消冷感出現

発作は前回の入院(完治で10日)から5年ぶりの発作です。
17歳でスポーツマン
2)上記の状態から、心、肺の障害はどの程度起こされるのかを
  知りたいのです。
3)イソフルレン吸入麻酔中に自然気胸でR28、HR156、T38,4
  BP156/64ということです
自然気胸及び緊張性気胸の際の、ABG・血算・生化・バイタルサイン
等、詳しい資料、文献など教えて下さい。
乱雑な文になってしまって、申し訳ありませんがよろしくお願い
致します。
返信文 :1,7フレンチは、管の太さを表しているのではないでしょうか。しかしフレンチサイズは、管の外側周囲の長さをmm単位で表しています。外周が7mmというのは、少しおかしいようですので、マギルサイズ(内径mm)と誤って記載されたのかもしれません。
ネーガルではなくて、ネーザルで、鼻から喉の奥に入れる管のことではないでしょうか。正確にはネーザル(経鼻)エアウェイといいます。通常、舌根が沈下して呼吸ができなくなった状態の時に鼻から入れて使用します。
http://www.jomon.ne.jp/~takeuchi/qq/9komoku/airway.html
に写真があります。

2、喘息の重積発作で、やむなく麻酔をおこなわれたのではないでしょうか。カルテをそのまま写されたような記述ですね。なにか問題になったのでしょうか。
よほどひどい喘息でないと、麻酔ガスを吸入させる治療は通常おこないません。
おそらく他の内科的治療で全く効果がなく救命のため、最後の手段として麻酔ガスを選択されたのではないでしょうか。
喘息の時は、気管が痙攣を起こしたようになり非常に狭くなります。
ですから、かなり圧力をかけないと肺がふくらみません。圧力をかけると、肺の一部には、気管が狭くなっていない所もあります。
そこにも他の部位と同様の強い圧がかかると肺が破れることもあります。
肺が破れると気胸がおこります。緊急の場合には、やむを得ないことかもしれません。
緊張性気胸は、発見が遅れると血圧が下がって危険な状態になることもあり、早急な対応が必要です。通常、胸の外から管を入れて、肺と胸壁の間の空気を抜きます。
通常ですと肺に開いた穴は自然に塞がります。
しかし強い圧で人工呼吸している場合にはなかなかふさがりません。
治療に難渋するところです。
施設によっては、血液を管で外にだし人工肺で血液の炭酸ガスをぬき酸素を供給する方法を行うところもあります。
この場合、患者さんの肺を一時的に休ませて、肺の回復をまつことができます。

文面からはわかりかねますが、お若いですので、肺の発作さえおさまれば、麻酔による障害はあまり考えなくてもいいのではないでしょうか。

3、
http://village.infoweb.ne.jp/~myvats/pneumothorax.htm
http://is.icc.u-tokai.ac.jp/~ohta1999/educ7.html
http://hypnos.m.ehime-u.ac.jp/rinma18/absJSCA/abstruct/0618.html
http://www4.ocn.ne.jp/~ochrs/shizennkikyou.htm
等をご覧下さい。

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