タイトル: | 全身麻酔中のバルンカテーテル留置とアトロピン投与について |
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ご質問 : | 1、全身麻酔をかけて手術をうけた患者さんがいました。 鎖骨骨折があり前回ピンを入れたのですが感染兆候が見られたため 今回抜釘することとなりました。術後覚醒状態も良好です バルンカテーテルが入っていましたがかなりバルン不快があり バルン抜去を強く希望されていました。左の鎖骨のOPでしたので 利き腕を使用し採尿できると考えたためバルンは抜去しました。 全身麻酔のときはバルンカテーテルが必ず留置されてきますが 術中出血量やバイタルサイン、患者の覚醒状態をみて判断し 抜去できると考えたら抜去してもいいのでしょうか? 全身麻酔で帰室したら翌日の朝まではほとんど留置しているのです が? 2、OP前に硫酸アトロピンの筋肉注射をDr.の指示で行いますが OP室のまえで衣服を全部脱いでもらうときに寝たままでなかなか 脱げないとき少し体をおこして脱いでもらっていましたが 前に、注射をした後は体をおこしてはいけないといわれました。 硫アトを注射した後は、体を起こさず臥位のままのほうがいいので しょうか?またなぜ、そうなのでしょうか? どうぞよろしくおねがいします。 |
返信文 : | 1、全身麻酔だからといって、すべてバルンカテーテルを入れるとは限りません。短時間の手術(1ー2時間程度の手術)で、術後ご自分で排尿可能な方は入れないようですね。病院の先生の方針があるので何ともいえませんが、やはりバルンは、不快であり、膀胱炎の原因にもなりますから、可能であれば、いれないほうがいいのではないでしょうか。 2、最近では、硫アトを術前に注射しない施設も多いようです。 注射した後、身体を起こさないようにするのは、例えば鎮静剤などを注射したあと、身体を起こすと、自律神経の働きが少し鈍くなっているため、血圧が下がったりするからでしょう。硫アトの場合は、むしろ血圧の低下は起きにくいので、あまり心配しなくてもいいのではないでしょうか。 |
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