タイトル: | 心臓の手術の時、笑気を使わないのはなぜ? |
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ご質問 : | あの、質問があるんですが、ヘルツのOPEの時に笑気を使わないのはなぜです か? それから、VSD、ASDのOPEやその既往のある場合は特に、点滴ルートにエアーが入らないように準備するのはなぜですか? いろいろ文献探したけれど見つからなくて・・・ 教えて下さい。 |
返信文 : | 開心術の場合、人工心肺バイパスを回す際にどうしても小さな気泡がはいります。 笑気を流していると、この気泡内に笑気がでてきて気泡を大きくします。このため気泡による塞栓が起きやすくなります。ですから開心術の際には笑気を使わないのです。 VSDやASDがある方の場合、静脈から入った気泡が、通常は肺でとどまるところが、ASDやVSDの穴を通ってそのまま大動脈の入ることがあります。このため小さな気泡でも、動脈にはいると空気塞栓をおこし、脳梗塞や、その他の臓器の梗塞の原因になるのです。 |
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