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東麻酔研究所 質問集(詳細画面)


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タイトル:笑気ガスについて2
ご質問 :副作用があまりないということで、少し安心しました。でも酸素と一緒にとらないとあぶないガスっていうのが気になりました。でも、普通は大丈夫ですよね?じつは、歯が痛いんで、歯医者に行こうと思っているのですが、そこの歯医者にいこうか迷ってます。どうして、いいものなら他の歯医者でも使わないのでしょうか。???すみません。お礼のつもりが、また質問になってしまいました・・。
返信文 :一般歯科で使う分は、最初から酸素をまぜた状態でボンベに入っています。ですから酸素不足になることはないでしょう。多分、笑気(しょうき)というガスと考えられますが、我々麻酔科医が使用する時は、酸素と別のボンベまたは配管があり、麻酔器という器械でブレンドして患者さんに流します。昔の麻酔器は、この笑気ガスだけを流すことができ、そのため間違って、患者さんが酸素不足になる事故もありました。現在では、酸素がある程度流れていなければ、笑気ガスが流れない安全装置がついています。さらに、酸素の濃度をチェックしたり、患者さんの指先に、センサーをつけて酸素不足になっていないかチェックし2重3重の安全策がとられています。他の歯科医院で使用しないのは、単に使うのが面倒で、局所麻酔でも充分対応できているからでしょう。

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