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東麻酔研究所 質問集(詳細画面)


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タイトル:全身麻酔で体にかかる負担は、どれくらいですか。
ご質問 :56歳が比較的若い方と書いて頂だいてなんとなく’ホット’しました。もうひとつ教えてください。人によって差があると思いますが、母の年齢で(血圧はかなり低いです。)全身麻酔で体にかかる負担はあるのでしょうか。それはどれくらいのものでしょうか?
返信文 :うーん難しい質問ですね。 血圧が低い事を気にしておられるようですが、血圧が低い人のほうがむしろ長生きしそうな気がするんですが。 全身麻酔の種類にもよりますが、一般的に血圧は下がります。血圧が下がっても血圧を上げる薬を使いますからご心配いりません。全身麻酔中は、体温や呼吸も患者さん自身では、調節できませんので補助が必要です。全身麻酔中の負担としては、これくらいですが、通常全身麻酔中は、麻酔科医がしっかりガードしていますから、患者さんへの負担は、あまり掛からないと考えていいと思います。むしろ手術中の出血や、手術操作のほうが、患者さんには負担ではないでしょうか。手術による術後の痛みも患者さんには大きな負担です。下半身の手術なら、硬膜外(こうまくがい)麻酔を併用すれば、術後の痛みをある程度軽くでき負担が減らせます。 ただ前にも申し上げましたが、なにか重大な持病をおもちなら、麻酔によって影響をうけることがありますので、注意が必要です。

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