タイトル: | 喘息のひどい発作で麻酔されました。 |
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ご質問 : | はじめて、このページに来ました。 手術をするときに麻酔を使うのは知っていましたが、手術したわけではないのに麻酔を使ったと聞いて驚きました。 先日まで、肺炎+喘息+合併症(なんとか不全)のトリプルセットでICUに入院していたので、入院していたときのことと比べてしまいました。 ちょっと長いですけど、自分で覚えていることと家族に聞いたことをまとめてみました。 麻酔科医の先生からみてどのようなことをしていたのか、わかる範囲で教えていただけるとうれしいです。 徹夜明けの日の午後、雨の中を数時間かけて歩いて家に帰った日の夜中に、息苦しさがあって喘息で入院したことのある病院を受診しました。 外来で診察して入院が決まったら看護婦さんは一方的に、独り暮らしと言うことを決めつけ、なかなか家へ連絡してもらえませんでした。 検査は一通り終わっていたと言ったのですが入院してすぐにすごい痛い注射で採血されました。 身辺調査の時に、気づいてもらえて家族に連絡をとってもらいました。 酸素マスク、心電図、点滴をつけられて、洗濯ばさみみたいなのもつけられました。 食事をとることができず、夜中に喘息の大発作が起きました。 ナースコールすることができず、隣の方が気づいてくれて呼んでもらうことができました。 何か言われてるのに、言葉を理解することも返魔閠キる魔烽ナきませんでした。 処置室に運ばれる際、もの凄いスピードで廊下を駆け抜けている感じがしてもの凄く気持ち悪くなって記憶がありません。 処置室に着いてから、身体を叩かれて目が覚めました。 何が起こったか、全くわからなくなりパニック状態でした。 色々と説明をしてくれていたみたいだったのですが、変なライトがついた機械を喉に入れられてチューブを挿入されました。 その後は説明もなく続々と、チューブやら点滴やらを入れられました。 何をされているのか全くわからず最悪でした。 痛いものから変な感じのするもの、今まで経験したことのない事ばかりでした。 わざわざ目を覚ましてからやらなくても眠ったままでやってくれれば良かったのに。 その後、一気に意識が飛んで目が覚めたのが5日目だったとか。 目が覚めると、うまく呼吸ができなくてナースコールしようと思っても、手元にありませんでした。 慌てて看護婦さんが来ると、すぐに呼吸器から外し止めを刺すかのように細いチューブを入れて痰をそして、空気を吸い取ってくれました。 最初は良かったのですが、後半になるにつれ音も変わり苦しさ倍増です。 呼吸器に戻してくれたら、呼吸が楽になりました。その後、声をかけてくれて、この言葉は今でも覚えています。 その看護婦さんの名前も知らないし、顔を見ても多分わからない。 でも言葉だけは覚えてます。 「落ち着きました? 呼吸を助ける機械を使っているから、今はお話できないけれど、病気が良くなったら声を出せるようになるからね」って。 その後も、私のところにくる度に声をかけてくれてました。 この看護婦さんがいなかったら、チューブを抜いて呼吸ができなくて死んでいたのかもしれません。 今までの状況を正確に話してくれたり、人口呼吸器や吸引の大切さを教えてくれました。 他にも、看護婦になった理由とかこの仕事をやっていて良かったこととかも話してくれました。 また、髪を洗ってくれたり身体を拭いてくれたり、苦しいときは背中をさすってくれたり、マッサージをしてくれたりとりしました。 それに比べて、他の看護婦は最悪でした。 吸引するときも、「吸引するね」としか言わなかったり何も声をかけずに点滴を交換していったり。 こっちは、ベットから動くこともできずやることもなくて暇なんだから。 少しくらい話してくれたっていいのに。 これだから、点滴抜かれたりするんじゃないの? 7日目にレントゲンをとり、まだ肺が白かったのに、呼吸器外しましょうと言われ、その場で管を抜かれました。 呼吸ができないんじゃないかと思っていたら、本当にできなくて再び人工呼吸器を使うことになりました。 翌日にチューブを抜くと言われたのですが、1日で良くなるとは考えられないので拒否しました。 何度か説得されたにもかかわらず、意固地になってしまい、あの看護婦さんに説得されるまでずっと人工呼吸器に生かされていました。 旅行に行っていたらしく、戻ってきたときに私がまだいたのでちょっと驚いたとか。 呼吸器を外して、自分で呼吸ができていると言うことを身をもって体感させてもらえたり、息ができているから人工呼吸器を普通に使うと機械と衝突して逆に苦しい事や、人工呼吸器は呼吸をサポートするモードになっていると教えられました。 自分の呼吸にあわせて機械の音がするのはこのためだったのかだと思いました。 息をしないように我慢していても呼吸器が勝手に呼吸してくれましたが、アラームがなったので驚いてしまいました。 そして、消灯の前にチューブを抜いてと頼んだのに、次の日の朝になるまで抜いてもらえませんでした。 結局、その看護婦さんと話をする事もできず、ICUから病棟の準集中治療室(ナースステーション内に4床ある)に移されてしまい、残念でした。 しばらく、酸素マスクと尿道カテーテルと点滴が残りましたが、順調に回復していき無事退院になりました。 それにしても、準集中治療室ってイヤです。 周りにいた人、全員意識不明になってから数ヶ月経っているらしく、怖かったです。 しかも、ナースステーション内にあるので、ナースの雑談が聞こえてきます。 夜中に目が覚めたとき、新人っぽい人に先輩が幽霊の話しとかしてました。 今回の入院で、ナースになるって決めました。 元々、大学なんて行きたくなかったけど来年、看護大学を受験してみることにします。 大学を卒業したら、臨床工学技士って言う資格も取ってみて、ICUで働いてみたいと思います。 ICUで働くには他に特別な資格とか必要ですか。 ありましたら、教えて下さい。 |
返信文 : | 大変でしたね。おそらく一時期は生命の危険もあったものと考えます。 喘息の重積発作という状態ですね。 治療法としては、ステロイド(副腎皮質ホルモン)や気管支拡張薬、抗生物質などが投与され強力に治療が行われます。 これらの治療でも呼吸が困難な場合には、気管内挿管(のどの奥に小指くらいのチューブをいれて)下に人工呼吸します。このときに、鎮静目的で点滴から眠る薬をいれることがあります。 これは、静脈麻酔という範疇にはいります。 また喘息治療の目的に麻酔ガスを流す場合もあります。 麻酔ガスには、気管を拡張させる作用もあるため使用されるのです。 この間、患者さんは意識がありません。 気管のなかの痰を洗浄したり、いろいろな治療をして喘息発作がおさまるのを待つのです。 もっとひどくなると人工心肺装置をつけて、自分の肺で呼吸しなくてもよい状態にしておき気管を洗浄します。 臨床工学技師へは、専門の学校を卒業することが必要です。 ICUの看護婦さんは、看護婦の資格があれば誰でもなれます。 ただしICUに勤務されてから色々現場で覚えなければならないことがたくさんあります。 |
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