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東麻酔研究所 質問集(詳細画面)


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タイトル:脊椎麻酔でつらかった体験について
ご質問 :こんにちは、はじめまして。私は先月卵巣嚢腫の手術を受けた医学生です。(まだ、1年です)脊髄麻酔での手術で、経験者の人たちに意識もはっきりしているし楽、と聞かされて臨んだのですが、大変でした。呼吸が苦しく、酸素マスクのお世話になる羽目に。手術後、先生が触って見たところ乳頭より少し上まで冷感、痛覚がありませんでした。これはかかり過ぎでしょうか?それとも卵巣でもこのくらいまでかけるのでしょうか?体重が重い(160CM・75KG)ので麻酔を増やすと先生が言っていましたが後日先輩に言われた所によると、脊椎麻酔の量は肥満や、大きな腫瘍(ちなみに私のは20×18CMでした)なら減らすのだった気がする、と言われました。本当でしょうか?麻酔のかかり過ぎる体質なのでは?と心配です。(麻酔後頭痛も3週間ほど続きました、これは関係ないとは思いますが)ちなみに麻酔は産科の若い先生がやっていました。長々と申し訳ありません。
返信文 : 医学生の方で、お若いかたですので、麻酔担当の先生が気を使って痛がらせまいと脊椎麻酔を十分効かせたのかも知れません。 おおきな卵巣腫瘍ですので「じゅんなさん」の胸付近まで効かないと手術中に痛みます。 おそらく麻酔がよく効いて、手術中は痛くはなかったでしょう。ただ、胸まで効くと息を吸っても吸ったように感じない時があります。ちゃんと胸も動いているし、十分呼吸もできているのに息苦しさを感じます。「息を吸っていないように感じますが、麻酔が胸まで効いているせいです。ちゃんと息はできていますよ。心配いりませんよ。」と説明しますと安心されることがあります。 また胸まで効くとどうしても血圧が下がります。血圧を上げる薬を使用し対処します。この血圧低下でも息苦しくなります。 息苦しさの原因としては、このようなことが考えられますが、どちらもある程度やむをえないことです。 麻酔としては、必要でかつ十分と考えます。 頭痛に関しては、針の大きさや年齢が関係しています。 ただ脊椎麻酔を麻酔専門医以外が行うことには、やや抵抗があります。 このホームページの脊椎麻酔の項目に、
「脊椎麻酔を危険にしている日本の医療行政の現状」
http://higashi.org/suwasab.htm
がありますのでご一読下さい

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