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東麻酔研究所 質問集(詳細画面)


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タイトル:ファイバースコープによる全身麻酔
ご質問 :こんにちは!はじめまして。大阪に住む利恵子といいます。母が全身麻酔で手術することになったのですが、経鼻で管を通すとのことでした。ファイバースコープで意識のある状態で行うとのことで、苦しいとの説明がありました。母はかなり不安に思った様で手術の日を延ばしたのですがやはり経鼻は苦しいのでしょうか?(手術は大学病院で行う予定で、麻酔のことを教えていただいた先生は別の病院の先生です。)苦しさというのは人によって違うと思うのですが・・よろしくお願いします。
返信文 :おそらく首を痛めておられて、首を後ろに反らすことができないか、反らすと症状が悪化する状態と考えられます。また口が開きにくい状態かもしれません。ファイバースコープで意識のある状態で行うのは、あくまで患者さんの危険を避けるための方法です。確かにある程度苦しい方法です。しかし麻酔で眠られた後に、呼吸の管を入れるために、不用意に首を後ろに反らせると、脊髄を痛めることがあります。また、首を反らすことができなかたり、口が十分開かないのに、麻酔で眠っていただくと、喉の奥に管を入れる(気管内挿管)操作ができない場合が生じることあります。このような場合、人工呼吸ができなくなることがあり、患者さんの生命が危険にさらされることになります。ですから、危険をさけるため、今回の方法は、やむをえす麻酔科医が選択した方法と考えられます。多少、苦しい状態がありますが、より安全な麻酔のためとお考え下さい。主治医の先生や、麻酔を担当される先生とよくご相談ください。


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