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東麻酔研究所 質問集(詳細画面)


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タイトル:麻酔科の先生が行う麻酔と外科の先生が行う麻酔には、相当技術的な差があるのでしょうか?
ご質問 :私は以前、盲腸の手術を受けたことがありますが、その時の麻酔がとても痛く耐えられない程でした。
田舎の病院で麻酔科の専門の先生もいなく、深夜の緊急OPで先生もいらいらされていたせいもあってか、「なかなか(針が)入らんなぁ。」とか言われ、何度も針を刺された記憶があります。
現在、仕事柄たまに医療機器業者としてOP室に入ることがありますが、麻酔科の先生が行う局麻は非常にスムーズで、患者さんもそんなには痛がっていないように見えます。
実際、麻酔科の先生が行う麻酔と外科の先生が行う麻酔には、相当技術的な差があるのでしょうか?
また麻酔科の先生がいらっしゃる施設では、どんな症例の麻酔でも麻酔をかけるのは必ず麻酔科の先生なのでしょうか?
返信文 :やはり、麻酔を専門におこなっていることの症例数の豊富さが、麻酔科医の脊椎麻酔を上手にしているのではないでしょうか?
外科の先生にも穿刺が上手な先生がいらっしゃいますが、合併症(血圧低下、徐脈等)が起こった際の対応は、麻酔科医が一番ではないでしょうか。
麻酔科専門医がいる病院
http://masui.masuika.net
でも、局所麻酔(手術部位の周囲に直接麻酔薬を注入します)では、麻酔科医は、麻酔しません。
また、脊椎麻酔は、麻酔科医がいても、人手不足で手が回らず、やむなく外科の先生が麻酔をしている施設もあるようです。

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