東麻酔研究所ホームページへ
くまもと麻酔科クリニックホームページへ

東麻酔研究所 質問集(詳細画面)


[戻る]
タイトル:球後麻酔について(眼科の麻酔について)
ご質問 :球後麻酔?はじめまして。僕は、アトピーが原因で両目白内障になり、手術直前に網膜裂孔と診断され、全身麻酔で急遽、両目網膜裂孔だけの手術しました。すごい恐かったです。生まれて、はじめての手術ということもあり、てっきり、全身麻酔=死かと思っていました。失礼な話ですよね・・・。(笑)誤解していて、ごめんなさい。でも、手術後は無事に回復しました。手術後しばらく両目が見えなくて不安な日々を送っていたとき、特に病室に足を運んでくれたのが、麻酔科の先生でした。でも、またいつか両目白内障の手術をしなくてはいけません。その時、利用される球後麻酔ってどんなもんなんでしょうか?眼に針を刺すってリアルで恐いです。(^^;)しかも、意識があるんですから!(笑)いろいろ教えて下さい。
返信文 :球後麻酔は、局所麻酔の一種で、眼球の後ろの神経のところに局所麻酔を注入して、眼球の感覚と動きをマヒさせる麻酔です。通常は、眼科の先生が麻酔され、麻酔科医はほとんど行いません。目の下の頬骨と目の隙間から針を入れ、目を刺さないようにして、眼球の後ろに針を進めて、局所麻酔を2−3ml注入します。
 
 麻酔が効けば、瞳が少し開き、目の動きがマヒします。手術中は、痛くありません。局所麻酔ですから、手術中も意識があり術者の話し声や、手術室内のいろいろな音が聞こえます。目に針を刺すのではなく、目を避けて目の後ろに針を進める麻酔です。ご心配でしょうが、眼科の先生方は上手ですので安心して下さい。

Copyright (C) 2001-2018 Kanemitsu-Higashi All Rights Reserved.