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東麻酔研究所 質問集(詳細画面)


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タイトル:子供も鼡径ヘルニアの麻酔で、挿管とマスクはどうちがうのですか?
ご質問 :子供が今度ヘルニアの手術で全身麻酔をするそうです。その際手術中マスクで呼吸を管理するそうですが、以前上の子が手術をしたときには喉に管を入れておこなったそうです。手術中マスクで呼吸をさせるのと管を入れるのとはどのような違いがあるのでしょうか?お薬が違うのですか?よろしくお願いします。
返信文 :短時間の麻酔の場合、マスクの方が、喉に管をいれるより、喉への刺激が少ない点がいいところです。
しかし、手技が難しく、麻酔科医の手がマスクをもつためにふさがり、麻酔科医が動けなくなるのが欠点です。
長時間の手術には不向きです。
また口の中に唾液等がたまると、誤って唾液が気管に入ってしまう可能性があるのも欠点です。
一方、喉の奥に管をいれてやる方法(気管内挿管法)は、正確に人工呼吸ができるという利点がありますが、喉の刺激が強く、術後に少し喉の痛みがあるのが欠点です。
マスクでやるか、喉の奥に管をいれるかは、麻酔科医の判断で、様々です。

最近は、ラリンゲルマスクという方法もあります。
これは、喉の奥にマスクをいれるといった感じの方法です。
http://ops.umin.ac.jp/ops/tech/LM.html
に詳しく書いてあります。
当方のホームページにもすこしかいています。
http://higashi.org/general.htm


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