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東麻酔研究所 質問集(詳細画面)


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タイトル:帝王切開の麻酔の際、左側だけが効きにくかった。
ご質問 :帝王切開の腰椎麻酔の時に、なぜか左側だけ、麻酔が効きにくく、麻酔がきれるのも、左が、早かったです。どうしてでしょうか?
手術の後2日間くらい、全身が、ものすごく痒かったのは、どうしてですか?
心配なので、教えて下さい。
返信文 :脊髄の近くで、左右どちらか片方に局所麻酔薬が偏ったときにに、NORIKOさんのようなことがおきます。脊椎麻酔の場合、くも膜下腔という場所に局所麻酔薬を注入しますが、横向きの時間が長かったり、注入する位置に偏りがあると、麻酔薬が偏って左右差がでることがあります。また、硬膜外麻酔で、細いチューブを背中にいれる麻酔では、チューブの先端の位置が左右とちらかに偏ることがあり、この場合にも左右差がでます。
痒みですが、麻酔科では術後の痛みどめに、硬膜外チューブからモルヒネを持続でいれる場合があります。
このモルヒネの副作用に痒みがあります。全身が痒く、この痒みのため、モルヒネを中止することもあります。
モルヒネを中止すると痛みがでてきますので対応に苦慮することもあります。
またモルヒネの副作用には、吐き気やおしっこがでにくくなるといったものもあります。

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